バイオ医療分野で期待されるグラフェン応用、安全性の高いグラフェンプラットフォームの生産技術に注目(2017/02/01)

 今月号で紹介したマンチェスター大学の研究では、プリンテッドエレクトロニクス用グラフェンインクの生体適合性評価が行われている。グラフェンは生体の主要成分の1つである炭素からできているため、生体組織との親和性はもともと高い材料であると考えられる。ただし、ナノサイズの物質が細胞などに与える影響については、よく分かっていない面が多いのも事実である。棒状のカーボンナノチューブ(CNT)がアスベスト同様に細胞に突き刺さるといった現象も知られており、生体内に取り込まれた場合のグラフェンの安全性についても、まだ結論を出せる段階ではない。本稿では、バイオ医療分野でのグラフェン応用の将来像や、生体適合性評価の現状と課題などについて概観する。 (続きを読む…)

MIT、グラフェンを使った高強度軽量材料を開発(2017/02/01)

 マサチューセッツ工科大学の研究チームは、グラフェンを使った極めて高強度かつ軽量の三次元構造材料を開発した。フレーク状のグラフェンを圧縮・融合して形成したスポンジ状の材料であり、密度は鋼鉄の5%しかないが、鋼鉄の10倍の強度を実現できるという。2017年1月6日付けの Science Advances に論文が掲載されている。

グラフェンを用いた高強度軽量材料(出所:MIT)

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マンチェスター大、導電性2次元インクを用いたヘテロ積層デバイスを試作、生体適合性も評価(2017/02/01)

 マンチェスター大学の研究チームは、グラフェンなど二次元材料を用いて、インクジェットプリンタで使用できる水系インクの製法を開発した。さらに同インクの生体適合性についての評価も行った。バイオ医療分野に応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用材料として期待できる。2017年1月30日付けの Nature Nanotechnology に論文が掲載されている。

グラフェンを利用した生体デバイスのイメージ(出所:マンチェスター大学)

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